先日、県外の強豪校の部活体験に参加しました。当日は練習試合の日と重なり、練習にはほぼ参加できず。それでも挨拶や立ち居振る舞いで精一杯アピールしてほしかったのですが、ラグ男(中3の息子)の姿を見て正直がっかりしてしまいました。その日のことは前回の記事に書いています。
正直に言うと、あの日の私は怒っていました。
せっかく遠くまで来たのに。
監督から「挨拶が大事」と言われたのに。
本人が行きたいと言った学校だったのに。
なぜもっとやる気を見せないんだろう。
そんなことばかり考えていました。
でも、数日経った今、少し違う見方もできるようになりました。
憧れと覚悟は違う
体験に行く前まで、ラグ男はよく言っていました。
「強豪校に行きたい」
その言葉に嘘はなかったと思います。
でも今振り返ると、それはまだ”憧れ”だったのかもしれません。
花園に出るような学校。
強いチーム。
かっこいい先輩たち。
そういう世界への憧れ。
でも、
「その学校に行くために自分は何をするのか」
までは、まだ現実になっていなかったように感じます。
自主練を増やしたわけでもない。
生活を変えたわけでもない。
自分から積極的に行動していたわけでもない。
私はどこかで、
「強豪校に行きたい」
という言葉と、
「そのために努力する覚悟」
はセットだと思っていました。
でも本人の中では、まだ結びついていなかったのかもしれません。
ただ、親の私も決めつけていた
だからといって、
「やる気がなかった」
で終わらせるのも違う気がしています。
体験後に話を聞くと、ラグ男は
「挨拶はできていたと思っていた」
と言いました。
動画を見返して初めて、自分が思った以上に声が出ていなかったことに気づいたようでした。
本人なりには頑張っていた。
でも、緊張で空回りしていた。
そう考えると、あの日見えていた景色は親と子で違っていたのかもしれません。
家から通うか、県外へ出るか
実は今、進路について家族の中でも少し考え方が違います。
パパは家から通える強豪校を推しています。
近くでサポートできる。
一緒にトレーニングもできる。
困ったときはすぐに支えられる。
親としては、とても心強い選択です。
私も正直、息子が家を出ることを考えると寂しいです。
まだ15歳。
ちゃんと生活できるのか。
モチベーションを保てるのか。
埋もれてしまわないか。
心配はいくらでもあります。
少し離れたい気持ち
でも、ラグ男は少し違うことを考えているようです。
もちろん、パパが嫌いなわけではありません。
むしろ尊敬していると思います。
ただ、
「少し離れてみたい」
そんな気持ちもあるようです。
私はその言葉を聞いたとき、少しだけハッとしました。
それって、親離れの始まりなのかもしれないな、と。
親の夢と、子どもの夢
気づけば私たち親も、自分たちの理想を重ねていたのかもしれません。
近くで応援したい。
成長を見守りたい。
困ったときは支えたい。
その気持ちは本物です。
でも、進むのは親ではなく子ども。
本人がどんな高校生活を送りたいのか。
どんな選手になりたいのか。
最終的に決めるのはラグ男自身です。
あの日は失敗だったのか
今でも、あの日の体験参加はうまくいったとは思っていません。
もっとできたことはたくさんあったと思います。
でも、あの日があったからこそ、
「本当に自分はどうしたいのか」
を親子で考えるきっかけになりました。
だから、失敗だったとも言い切れません。
実は明日、もう一度同じ学校に部活体に験参加させてもらえることになりました。前回は練習試合の日と重なってしまい、練習にはほぼ参加できませんでしたが、明日は通常の練習日。ちゃんと練習に混ぜてもらえそうです。
次はうまくいくかもしれないし、また失敗するかもしれません。
それでも、前回とは少し違う気持ちで向かえそうです。
憧れだった強豪校が、少しずつ現実になってきた今。
一番成長しなければいけないのは、もしかしたら息子だけじゃなく、親の私なのかもしれません。

