逆転されたその後が違った|母の日に見た“声がチームを変えた瞬間”

試合に向かう車の中で、聞いてみました。

「今日の相手、強いよね。今まで勝ててないし…どう思う?」

「たぶん大丈夫。勝てると思う」

こんな前向きな言葉を言うなんて、試合を見るのがすごく楽しみになりました。
(この時は、まさかあんな展開になるとは思っていませんでした)

春季大会、最終日。

結果は、辛勝。(笑)
でも本当に、最高の一日でした。

正直、ここ最近の試合は、流れが悪くなるとそのまま崩れてしまうことも多くて、
「今日もどうなるかな…」という不安も少しありました。


一進一退の攻防、そして逆転された瞬間

取って、取られて、また取り返す。
そんな一進一退の攻防が続いていました。

どちらに転んでもおかしくない、緊張感のある試合。

その流れの中で、ほんの一瞬の油断。

3連続トライを取られて、逆転。

「あ、これは……」

正直そう思いました。
いつものパターンなら、このまま気持ちで負けて押し切られる。

今までも何度か見てきた流れでした。

私はグラウンドのすぐ脇で写真を撮っていましたが、思わずシャッターを押す手が止まりました。

「この流れはまずいかもしれない…」
そんな思いが頭をよぎりました。

でも、今回は違いました。

空気が、今までと違ったんです。

いつもなら、下を向いてしまう場面。
でもこの日は違いました。

選手たち同士で声をかけ合って、
自分たちで流れを変えようとしていました。


声で流れを変えた、根性の逆転トライ

逆転されたあとも、選手たちは自分たちで話し合い、声を出し続けていました。

諦めていない。
その空気が、グラウンドからこちらまで伝わってきました。

そして——

ラグ男が、トライラインぎりぎりで倒されながらも、最後に手を伸ばして決めた逆転トライ。

次の瞬間、気づいたら私もガッツポーズしていました。

あの一本で、完全に流れが変わりました。

そこからは、全員で必死に止めて、攻めて、走る。

リードしてからの時間は、正直ずっと落ち着きませんでした。

あと少し、あと少し——
そう思いながら、時計ばかり見ていました。

一つひとつのプレーに、祈るような気持ちでした。

ヒヤヒヤしっぱなしだったけど、本当にいい試合でした。

終わってみれば辛勝。
でも内容は、今までで一番見ごたえのある試合だったかもしれません。


母の日に届いた、最高のプレゼント

試合が終わって、ふと気づきました。

「今日、母の日じゃないか」

息子の逆転トライだけでも十分すぎるプレゼントだったのに、
夜は夜で、ユリの花とケーキ、そして手紙まで。

ケーキは、お兄ちゃんが自分のお小遣いで買ってきてくれて、
手紙は、お姉ちゃんが一生懸命作ってくれたものでした。

(これはきっとパパが用意してくれたんだけどね)

ダブルどころか、トリプルのプレゼントをもらった気分でした。(笑)

日焼けで真っ赤になった息子の腕と、同じくらい真っ赤な自分の腕。

グラウンドで過ごした時間そのものが、今日の証みたいで、なんだか嬉しくなりました。

こうやって一緒に過ごせる時間も、きっとあと少しなんだろうなと思うと、
一つひとつがすごく大事に感じました。


グラウンドを出るときの「ありがとうございました!」

試合後、ラグ男がグラウンドを出るとき

「ありがとうございました!」

いつもより、少し大きな声でした。

私の言葉を覚えていたのか、
それとも勝って気持ちが乗っていたのか。

正直わかりません。(笑)

でも、どちらでもいい。

大きな声で挨拶できた。
それだけで十分です。

部活体験で覚悟が見えなかった日から、まだ数日。

あの夜伝えたことが少しでも届いていたなら嬉しいし、
試合の熱気でそうなったのだとしても、それはそれで成長だと思います。


まとめ|親が学ばせてもらった一日

どちらにしても、前に進んでいる。

それが確認できただけで、十分な一日でした。

でも今回感じたのは、「勝ったこと」よりも、

声を出して、仲間と立て直そうとしていた姿の方が大きかったということ。

技術よりも先に、チームを変えるのは“気持ち”。

そう改めて教えられた気がします。

春季大会最終日。
親の方が、たくさん学ばせてもらった一日でした。

同じように部活を見守っているお母さんたちも、
きっとこういう瞬間を経験しているのかもしれません。

だからこそ、うまくいかない日があっても、
その積み重ねの先に、こんな瞬間があるんだと信じていたい。

そんなふうに思えた一日でした。

きっと、同じように感じる方もいるのではないでしょうか。

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