梅雨が開け、毎日のように「熱中症警戒アラート」が出るようになってきました。
外で活動する子どもたちはもちろん、それを見守る親も熱中症は本当に他人ごとではありません。
実際に私の身の周りでも「ラグビー練習中、真っ赤な顔でフラフラになりながら頑張っちゃう選手」「試合中、カメラ撮影に夢中になり、水分補給を忘れるママ」など
熱中症は 重症化すると命の危険もあるため、予防こそが最大の対策だと改めて感じています。
この記事では、
- 熱中症とは?症状と応急処置
- ラグビー練習中の熱中症予防
- オススメの熱中症予防アイテム
- 忘れがち!パパ、ママ自身の対策
について、私の実体験を交えてまとめました。
熱中症とは?正しい知識を知っておこう
= 熱中症とは? =
高温多湿な環境下に長くいると、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が低下します。その結果、体内に熱がこもることでめまい、吐き気、頭痛などの様々な症状を引き起こします。その様々な症状の総称を熱中症といいます。
【引用:東京消防庁ホームページ】
熱中症の原因
- 高温多湿な環境(気温30度以上、湿度60%以上は要注意)
- 水分不足(汗をかいたのに補えていない)
- 体調不良(寝不足、食欲不振)
- 頑張りすぎ(子どもは「がんばりたい」気持ちが強く言い出せない)
症状
- 顔が真っ赤 or 真っ青
- めまい・立ちくらみ
- 頭痛・吐き気
- 異常な発汗 or 汗が止まる
- 意識がぼんやりする、反応が遅くなる
ひどくなると意識障害やけいれんなど、命に関わる状態になります。
熱中症になったときの応急処置
- 涼しい場所へ移動
風通しの良い日陰やエアコンが効いている室内など、少しでも涼しい場所へ - 体を冷やす
衣服をゆるめ、からだを冷やす (特に、首の周り、脇の下、足の付け根など) - 水分補給(水分、塩分など)
経口補水液などを少しずつ飲ませる
自力で水が飲めない、意識がない場合は、ためらわず119番通報し、
救急車を呼びましょう!🚑️

【参考資料:厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」】
ラグビー 練習中の熱中症予防|母としてできるサポート
どのスポーツもそうですが、特にラグビーは激しくぶつかり合ったり走り回ったりと、体力をかなり消耗するスポーツです。
気温の高い7月〜9月中の練習は、かなりハードになってきます。
その中で、日々私が意識していることは次のとおりです。
朝ごはんは絶対!体にエネルギーを入れて送り出す
食べていないと寝ている間に失われた水分と塩分が補給されないため、汗もかけず、脱水になりやすいです。ギリギリまで寝ていることが多いので、すぐに食べられるおにぎりはオススメです。
こまめな水分補給を意識させる
朝イチでがぶ飲みしても意味がない。胃に負担がかかり消化不良になってしまう可能性もあります。こまめに水分を摂るよう声かけをするようにしています。
飲み物と塩分は別々に摂取
練習に持たせる水分は、スポーツドリンクにしています。氷を多く入れて薄めることもあります。「水筒に塩を入れて塩分補給しよう」とアドバイスされ実践したことがありましたが、ラグ男は「まずい」と言ってあまり飲まず、逆効果でした。
塩分は、塩タブレットなどを活用したり、捕食のおにぎりなど食べ物から摂取するようにしています。
寝不足は大敵!
睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、体温調節機能を低下させます。睡眠不足の状態では、体温が上昇しやすくなり、汗をかきにくくなるため、熱中症のリスクが高まります。また、疲労感や集中力低下も招きやすく、熱中症への注意力が低下する可能性もあります。
これはオススメ!熱中症対策アイテム5選
私がここ数年で使って「これはよかった!」と感じたものをまとめます。
✅ 1. 塩分チャージタブレット(捕食用の保冷バッグに常備)
練習前後に「1粒なめとき!」を習慣にしています。
✅ 2. ラムネ
水筒の横に常に置いて、練習や試合の合間に1粒食べる。ラムネに含まれているブドウ糖が脳を活性化させて集中力を維持させたり、疲労回復を早める効果があります。
✅ 3. アイスバッグ(氷のう)
練習の合間に体を冷やしたり、ケガをしたときのアイシングにも使えます。
✅ 4. 牛乳パック氷
製氷機の氷は1つが小さいので、すぐ溶けちゃう。きれいに洗った牛乳パックに水を入れて凍らすだけ。柱氷が出来上がるので、アイスピックで好きな大きさに割って使えます。
✅ 5. 凍らせたフルーツ
パインやバナナなどを凍らせてスープジャーに入れておくだけ。直接体内を冷やせるし甘くて美味しい。ただ氷を食べるより栄養も取れます。
ママ自身の熱中症予防も忘れずに!
私たち母親も、子どもたちの練習や試合の「裏サポーター」。
でも、無理をしすぎると倒れてしまうのは親も同じです。
直射日光を避ける
炎天下でグラウンドは屋根がないことが多いですよね。これって地味にキツい!
つばが大きめの帽子や日傘を活用しましょう!
水筒は自分の分も必ず準備
「途中で買えばいいや」ではダメ!コーヒーや緑茶はカフェインが多く利尿作用があるため、かえって脱水になってしまうかもしれません。スポーツドリンクや麦茶がおすすめ!
長時間立ちっぱなしは避ける
折りたたみイスやレジャーシートも体力温存に重要。「無理しない」「休んでいい」と自分に許可を出しましょう。
子どもの応援中でも「ちょっと座る」「木陰に入る」ことを当たり前に。
まとめ:熱中症の正しい知識を持って、ラグビーを楽しもう!
熱中症とは、高温多湿な環境下で体温調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもった状態。
- 練習中、顔が真っ赤になっている子、汗を大量にかいている子は要注意!
- 食事や睡眠をしっかり摂り、熱中症に負けない体作りを。
- 簡単に口に含める塩分や水分を準備しておくことも大切。
- 子どもばかり気を使って、自分自身のケアも忘れずに。
うちのラグ男も、去年の夏に何度かふらついて練習を途中で見学したことがありました。
それ以降、「ちゃんと飲む」「休む」「夜は早く寝る」ことの大切さを本人も理解するようになりました。
このブログを通して、私と同じように「子どもを支えたい!」と思っている親御さんのヒントになれば嬉しいです。
😊 この夏を安全に乗り切って、思い切り応援しましょう!
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